僕の瞳で美樹へ

空が輝きで満ちれば星が消えるように
無数の雫は大海に溶けていく
空が輝きで満ちても星は在るように
物語は終わりなく続いていく
覚束ない僕たちは見るさえ借りもの
太陽を借りて姿を映すように
評判の光や噂の灯りで君を見ようとする
学びに縋る僕らは知るさえ借りもの
誰かと重ね比べて君を知ろうとする
僕は今までなにをしていたんだろう
君を消してしまって
僕は今までなにを見ていたんだろう
足跡ばかりを追って
僕の瞳で君を見よう
輝きの中で消える君を
目蓋を閉じれば君が見える
君の深い痛みの優しさが
真暗のなかにひとつ浮かんでいる
僕らの瞳で見れば
浮かんだ星がふたつ
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